「フォニックスって本当に効果あるの?」
「フォニックスをやっても意味ないって聞いたけどホント?」
子どもがフォニックスを習っているのに全然喋れるようにならないという悩みを持つパパママ、意外とたくさんいます。
実はフォニックスは、やり方さえ間違えなければ子どもの英語力を大きく伸ばせる学習法なんです。
しかし、以下のような理由から、「フォニックスを学んでも意味がない」と思われがちです。
フォニックスが意味ないと言われる4つの理由
- 例外が多い
- 継続期間が短すぎる
- フォニックスだけに頼ろうとしている
- 年齢に合っていない
フォニックスとは、簡単にいえばアルファベットを読む時のルール。
一度身につけると、知らない単語でもスラスラ読めるようになります。
そのため、子どもが英語学習をするのであれば、フォニックスはぜひ学んでほしい内容です。

今回はそんな我が家の体験をふまえて、
- フォニックスは意味ないと言われる理由
- フォニックスの効果を出すために気をつけるポイント
- おすすめの勉強法
を紹介します。
目次
「フォニックスは意味ない」と言われる4つの理由
フォニックスはネイティブの子どもたちも習うくらい英語学習の基礎であるにも関わらず、意味がないと言われるのには理由があります。
理由は次の4つ。
意味ないと言われる4つの理由
- 例外が多い
- 継続期間が短すぎる
- フォニックスだけに頼ろうとしている
- 年齢に合っていない
それぞれ詳しくみていきましょう。
1. 例外が多い
フォニックスが意味ないと言われる一番大きな理由は例外が多いことです。
フォニックスに当てはまらない例外が多く存在するので、学習しても意味がないと言われています。
フォニックスを習うと、例えば次のような単語はスラスラ読めるように。
(わかりやすく、カタカナ読みで表記しています。)
- b-a-g(ビーエージー)→b(ブ)・a(ア)・g(グ)→バッグ
- r-a-i-n(アールエーアイエヌ)→r(ル)・ai(エイ)・n(ン)→レイン
ですが、英語にはis(イズ)やone(ワン)のように、フォニックスのルールに当てはまらない単語も数多く存在するのです。
このような単語はSightword(サイトワード)と呼ばれ、Sight=視覚、word=単語、つまり「見て覚える単語」のため、単語そのものを丸ごと覚えないと読めません。

2. 継続期間が短すぎる
2つ目の理由は、継続期間が短すぎるから。
フォニックスの効果を実感するには、最低でも3ヶ月以上、低学年の場合もっと長い期間が必要です。

1〜2ヶ月程度で「効果がない」と判断してしまうパパママが多いんです。
目安の学習期間
- 基本の文字と音の関係を覚える:1〜2ヶ月
- 簡単な単語が読めるようになる:3〜4ヶ月
- 長い単語も推測して読める:6ヶ月以上

私たちが日本語を習得するのに何年もかかったのと同様、英語を読めるようになるのも時間がかかるのは当然。
ちょっとやっただけで、英文がペラペラ読めるようになるわけではないので、そこはきちんと心に留めておきましょう。
3. フォニックスだけに頼ろうとしている
3つ目の理由は、フォニックスだけに頼ろうとしているからです。
フォニックスはあくまで英語学習の入口であって、ゴールではありません。
「フォニックスを覚えれば英語がペラペラになる!」と期待しすぎるのは禁物です。
フォニックスでできること:
- 知らない単語も推測で読める
- スペルを覚えやすくなる
- 発音が良くなる
フォニックスではできないこと:
- 意味を理解する
- 会話ができるようになる
- 文法が身につく
フォニックスはあくまで英語学習の1つの方法。フォニックスだけで英語ができるようになるわけではない点には注意しましょう。
4. 年齢に合っていない
4つ目の理由は、年齢に合っていないからです。
フォニックスは確かに効果的な学習方法ですが、すべての年齢に適しているわけではありません。
- 3歳以下:まだ文字そのものを理解していないと難しい
- 4歳〜小学校中学年程度:素直に理解しやすく、発音もきれいになるのでおすすめ
- 小学校高学年以上:恥ずかしさからカタカナ読みになりがち
適した年齢でないと、フォニックスを学んでも思ったように効果が出ない可能性があります。

フォニックスの効果を出しやすくするために気をつけたいポイント5つ
ここまでフォニックスが「意味がない」と言われる理由を解説しました。
しかし、効果が出やすい学び方をすれば、フォニックスの学習は子どもの英語力をグンとあげるとても有効な方法です。
効果が出るように気をつけたいポイントは次の5つ。
気をつけたいポイント
- 適切な年齢で始める:5歳〜小学校中学年がベスト
- 週2〜3回程度、1回15分程度の短時間学習を継続
- ゲームや歌を取り入れた楽しい方法で学ぶ
- 親も一緒にやる
- 他の学習方法も組み合わせる
それぞれ詳しくみていきましょう。
1. 適切な年齢で始める:5歳〜小学校中学年がベスト
フォニックスの学習は、5歳頃〜小学校中学年くらいに始めるのがおすすめです。
早すぎると、まだ文字を認識するのが難しくなってしまいます。
反対に、開始が遅いと照れから、カタカナ読みになりがち。
そのため、今から始めようかな?と思っている場合は、素直に親の教える内容を聞いてくれる年から始めるのが良いでしょう。
ひらがなが読めるようになった頃が一つの目安です。

2. 週2〜3回程度、1回15分程度の短時間学習を継続
できるだけ曜日や時間を固定して、「この時間に必ずやる!」と習慣をつけましょう。
週1回1時間やるよりも、週3回に分けて15分ずつでもやるほうが、記憶に定着しやすくなります。
子どもはすぐに忘れる生き物なので、一週間に1回やっても、前回の内容をまるっと忘れていることなんてしょっちゅう。
できるだけ日にちをあけないようにするのがおすすめです!
習慣化しやすいおすすめ時間帯
- 朝、学校へ行く前
- 夕ご飯の前
- お風呂の前後 など
毎日行う生活習慣にくっつけると、習慣化しやすくなります!
3. ゲームや歌を取り入れた楽しい方法で学ぶ
フォニックスは、英語初心者の子どもがやることが多いので、まずは楽しさを感じてもらうのが1番。
テキストに向かって、「the・勉強」感を出してしまうと、子どもがやりたがらなくなります。
遊び感覚で取り組めるほうが、子どもの吸収力も高いです。

途中でテキストにお絵かきを始めてしまったとしても、焦らず見守ってあげてくださいね。
4. 親も一緒にやる
子どもがフォニックスをやっているときは、横で親も一緒にやるのがおすすめ。

パパやママが一緒にやっているだけで、子どもの集中力は驚くほど変わります。
仕事で疲れているかもしれませんが、子どもが親に付き合ってくれるのなんて、ほんの数年。
貴重なコミュニケーションの時間として、横で付き添ってあげましょう!
5. 他の学習方法も組み合わせる
フォニックスは、英語学習のメインではなく、あくまで入口です。
フォニックスを学習しただけで英語が喋れるようになるわけではありません。
単語の学習など、別の学習も少しずつ組み合わせていきましょう!
全くの英語初心者の子におすすめなのは、英検ジュニア。
イラストが多く、カルタなどのゲームをしながら楽しく英語の基礎が身につきます。
1ヶ月、3ヶ月、6ヶ月と期間が選べ、集中して学習できるのがメリット。
気になる方は、こちらの公式サイトをチェックしてくださいね。
>>英検Jr.®オンライン版
効果的なフォニックス学習法3選!
ここからは、フォニックスを効果的に学ぶ方法を3つ紹介します。
- 自宅で親が教える
- 英語学習塾に通う
- オンライン講座を受ける
それぞれ詳しくみていきましょう。
1. 自宅で親が教える
フォニックスは専用の本がたくさん出版されていて、自宅で親が教えながら学ぶことが可能です。
我が家が実際に利用した教材は、「ジョリーフォニックス」というこちらの本。
子ども用のステューデントブックと、親用のティーチャーズブック、それぞれ1冊ずつ揃えるのがおすすめ。
兄弟姉妹がいるなら、子どもの人数分のステューデントブックを購入し、兄弟姉妹まとめて教えてあげると効率的です。
夕ご飯のあとに毎日1文字、のようにやる時間と量を決めるのが継続するコツ!
慣れてきたら、このカードゲームもおススメ。
自宅で親が教えるメリットは以下のとおり。
メリット
- お金がかからない
- 時間を気にせずできる
塾のように毎月払う月謝がないので、最初にテキストさえ購入してしまえば、その後の費用はかかりません。
できるだけ安く済ませたい人におすすめの方法です。
家にいながらできるから、学校に行く前のちょっと空いた10分間や、寝る前の30分なんて隙間時間にやることも可能。
一方、デメリットは以下のとおり。
デメリット
- 強制力がないから続けにくい
- 親も理解が必要
自由な時間にできるメリットはあるものの、親がきちんと声かけをしないと続けるのは難しいです。
また、親もフォニックスがどのようなものなのか、ある程度理解をしておいたほうが教えやすくなります。

我が家は、たまたま友人に英会話の先生がいたため、フォニックスのやり方を教えてもらえましたが、そうでなければ独学でやるのは少し難しいかもしれません。
親の続けようという強い意志がある場合は、自宅学習おすすめです。
2. 英語学習塾に通う
2つ目の方法は、塾や英会話教室に通うこと。
まずは、この方法を探す人も多いんじゃないでしょうか。
「住んでいる地域 + フォニックス」で検索すれば、該当する教室を探せます。
学習塾のメリットはこちら。
メリット
- 対面で教えてもらえるから、わからないときに質問しやすい
- 時間が決まっているから、後回しにならない
教室に通うメリットは、先生にその場で見てもらえること。
発音もちゃんとチェックしてもらえます。
自宅学習のように、自分でスケジュール管理する必要もないので、どんどん進めていけるでしょう。
家だとだらけて進まないという人にはピッタリですね。
一方で、デメリットはこちら。
デメリット
- 月謝が高い
- 時間が拘束される
直接通う場合は、毎月月謝がかかります。
私の家の近くの英会話教室では、月1万円の授業料+入会金や諸経費もかかるようです。
これで子どもを2人以上通わせるとなると、正直痛い出費ですよね。
また、教室までの送り迎えも必要。
忙しいワーママにとっては、夕方道が混んでいる時間に、仕事から急いで帰ってきて送り迎えして・・・なんてもうヘトヘト。

3. オンライン英会話を受ける
私が今、一からフォニックスを子どもに習わせるのであれば、オンライン英会話を選びます。
2020年以降、オンラインでレッスンできるサービスが増えて、今は選択肢が多いですよね。
まず、オンライン英会話のメリットはこちら。
メリット
- 送り迎えが不要
- 対面よりも安い
- 選択肢が多い
オンライン英会話の1番のメリットは、自宅でできること。
雨が降ろうと雪が降ろうと、送迎の必要がないのは、ワーママにとってかなり便利。
そして、オンラインなら場所代がかからない分、対面の教室よりも月額料金が安く設定されています。
さらに、オンライン英会話はかなり選択肢が増えているので、英検に特化しているところがいい!とか、兄弟で受けたい!とか、いろんな希望に合わせて選ぶことができます。
ただ、オンライン英会話にも、デメリットはあります。
デメリット
- ネット環境が必要
- 回線が不安定だと、レッスンが途切れることも。
オンラインなので、もちろんネット環境が必要。
スマホだけで受けられるサービスもありますが、パソコンのほうが画面が大きくレッスンしやすいです。
また、回線が不安定だとレッスンが途切れ途切れになることも。
つながらない時に、代わりの授業をやってくれるかどうかもきちんと確認しておくといいですね。
フォニックスを習うのにおすすめのオンライン英会話5選
フォニックスを習うのに、おすすめのオンライン英会話を紹介します。
おすすめ英会話5選
- クラウティ
- ネイティブキャンプ
- Kimini英会話
- QQキッズ(QQ English)
- 51 Talk(ファイブワントーク)
それぞれのサービスについて、順番にみていきましょう。
クラウティ
引用:公式サイト
クラウティの小学生向けカリキュラムに「発音講座シリーズ」という教材があります。
発音講座シリーズは、
- スペルと音の規則性
- 規則に当てはまらない特別な単語の読み方
など、英語の音を学ぶコースです。
(教材例)
子どもに合ったレベルでレッスンを進めていくので、英語に初挑戦の子でも、今まで別の英会話教室に通っていた経験者の子でも、楽しく英語が学べます。
1人分の受講料で、家族6人までレッスンできるので、兄弟姉妹が多い家庭におすすめです。
無料体験でもフォニックスのコースが選べるので、まずは試してみるのが良いでしょう。
\フォニックス初めての子でもOK!/
ネイティブキャンプ
引用:公式サイト
ネイティブキャンプでは、「Let's Go フォニックス」という教材を使用して、フォニックスを学べます。
Let's Goは、子ども向けに開発され、世界中で使用されている人気の英語教材。
カラフルなイラストや歌などで英語が学べ、多くの英会話教室でも採用されています。
レッスン中は画面に教材が表示されるので、教材の購入費用はかかりません。
5〜25分まで、5分刻みでレッスン時間を選べるので、長時間パソコンの前に座っているのが苦手な子でも最後までレッスンが受けられます。
7日間の無料体験期間中もレッスン受け放題。
朝や夜など、都合の良い時間にレッスンできるのがメリットです。
\月8回のライトプランなら小学生1年間無料!/
Kimini英会話
引用:公式サイト
Kimini英会話では、発音コースでフォニックスが学べます。
子ども専用コースではありませんが、子どもから大人まで受講可能です。
フォニックスを学べば、聞き取りができるようになり、話す力も鍛えられます。
今なら10日間の無料体験が30日まで延長中なので、試してみるなら今がチャンス!
\教育のプロ・学研が作ったオンライン英会話/
QQキッズ(QQ English)
引用:公式サイト
QQキッズは、大手英会話サービス「QQ English」が提供している子ども専用のオンライン英会話。
QQキッズでは、Magic Phonicsという教材を使い、フォニックスを学びます。
最初は短い単語から開始し、徐々に長い単語や文章の音読へと続くので、自然と読む力が身につくのがメリットです。
すべてのコースが初月99円キャンペーン実施中のため、気軽に試したい人にはピッタリですね!
\子ども専用のプロ教師で楽しく学べる!/
51 Talk(ファイブワントーク)
引用:公式サイト
51 Talkは、3〜15歳の子どもを対象としたオンライン英会話。
世界で4,000万人以上の利用者がいる、人気のサービスです。
ただ英語を習うだけでなく、世界に通用する大人になるのを目標とし、身につく英語を学べます。
プランによっては、日本人コーチの伴走もあるので、英語教育に自信がないママでも安心して、子どもに英語を習わせてあげられますよ。
その子に合わせたレベルのレッスンのほか、フォニックスコースもあるので、初めて英語を習う子でも安心です。
\50ヶ国以上で利用者急増中!/
まとめ:子どもの英会話、まずはフォニックスを習おう
フォニックスは意味ない?という意見がある一方、きちんと学べばその後の英語学習にとても役立つ勉強法です。
自宅で親が教えることも可能ですが、「そんなの無理!」という方にはオンライン英会話がおすすめ。
無料体験できるサービスが多いので、まずは無料で試してみるのが良いでしょう。